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用語集
組棟
組棟
装飾を凝らした棟
棟(むね)とは、傾斜した屋根面と屋根面が交わる部分のこと。水平方向の棟を大棟(おおむね)、入母屋や寄棟屋根において軒先に向かって45°方向に設けられる棟を隅棟(すみむね)と呼びますが、組棟(くみむね)という用語はご存じでしょうか。
通常の瓦屋根の棟は、熨斗瓦(のしがわら)という平べったい瓦を何枚か重ねていきます。しかし、棟が大きくなると意匠が単調になるため、装飾的な瓦が採用されることがあります。このような瓦を組み込んで模様を表現するのが組棟です。
組棟は主に「菊丸瓦」「松皮菱」「青海波」「輪違」から構成されます。
菊丸瓦(きくまるがわら)
軒先に用いる丸瓦に似た瓦。先端の丸い部分に菊の花の模様が付いている。他の役瓦(特殊な部位に用いる瓦。役物瓦とも)に挟み込んで使う。また、他の3種類と組み合わせることでデザインに変化を持たせることもある
松皮菱(まつかわびし)
松皮菱は菱形の上下に小さな菱形を加えたような文様で、松の樹皮をデザイン化したもの。日本古来の文様。組棟では組み上げると松皮菱文様に見える特殊な瓦を使う
青海波(せいかいなみ、せいがいは、せいかいは)
青海波は同心円の一部が扇状に重なった文様。大海原や波を表現しており、縁起が良いとされる。日本古来の文様。組棟では組み上げると波のような形になる
輪違(わちがい)
輪違は円形の輪をずらして組み違いにしたもので、日本古来の文様。組棟では、切り口が半円形の瓦を組み合わせることで棟の立ち上がりに輪違を表現する
棟の役割
一般的に、棟の役割としては次のようなものがあります。
雨漏りのリスクを減らす
棟は屋根の接合部分を覆うことで雨漏りのリスクを減らす(接合部分は最も雨漏りが起こりやすい)
屋根材を固定し、換気を行う
住宅内の熱気・湿気を外に逃す換気棟材を取り付けることができる。雨漏りリスクの軽減と共に、住宅の寿命を延ばす効果がある
重要なデザイン要素
日本建築の瓦屋根において棟は欠かせないデザイン要素であり、かつては建物の格式を左右するものと言われていた。組棟や鬼瓦などを活用することで高いデザイン性を発揮することができる
一方で、棟はトラブルが起こりやすい場所でもあります。
風雨の影響を受けやすい 棟は建物の頂部にあるため、風雨の影響で経年劣化が進行しやすい。自然災害の際に突発的な障害が発生する場合もある
葺き土や漆喰が劣化したり、スレート屋根などでは釘が浮いたりすると、内部に水が浸入することがある
大きなトラブルを未然に防ぐためには、定期点検や補修が必要となります。その点、メンテナンスにおいて例外的に優秀なのが日本瓦です。日本瓦は地震などでずれや破損が起きない限り50~80年持つと言われています。ただし、土葺き屋根の場合は棟と瓦の間の漆喰が劣化すると瓦が落ちたりするようになります。このため漆喰部分は20年を目安にメンテナンスを行った方が良いと言われています。
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